調剤薬局について

調剤薬局とは

 調剤薬局は、医師からの処方箋をもとにお薬を調剤し、患者さまに提供する事を主な仕事としています。医師が診療に専念し、お薬のことは薬剤師が担当して医療の質の向上を図るという「医薬分業」は約30年前頃より進展しはじめ、現在北海道においては60パーセント以上の処方箋が調剤薬局で調剤されております。医師、薬剤師がそれぞれの専門分野に特化することによって、より安全で効率的な医療を提供することができます。この医薬分業において、その重要性が高まっているのが調剤薬局です。
調剤薬局は、医療機関としての役割とともに、高齢化の到来した地域社会の中で処方箋調剤を通じて医療、保健、介護の分野までも担当することが期待されています。調剤薬局で働く薬剤師の役割は、今後ますます注目を集め、皆様の「かかりつけ薬局」として、地域医療と患者さまの健康のサポートを行ってまいります。

薬剤師の役割

 薬局薬剤師の代表的な職務は、処方箋にもとづく調剤です。わたしたちの調剤薬局では、患者さまのお薬に関する記録(薬歴)を保管しています。患者さまの体質や薬のアレルギー歴、どんな薬をいつごろ使用したかなどの記録を確認して、薬の副作用や併用している薬との相互作用のチェックを行います。そのため、初めて来局された際にはアレルギーや併用薬などのお問い合わせをすると思います。大変お手数ですがご協力をお願いいたします。これは服薬の安全性を確保するための、薬剤師の重要な役割であり、必要があれば医師への確認や処方の改善を求めるなど、医療機関との連絡を密にして安全で正確な調剤をおこなっています。
調剤とならんで薬剤師の大きな職務のひとつに、薬の服用の仕方、効能や保管方法などの留意点から健康上のアドバイスまで、患者さまの疑問や不安にお答えすることがあります。患者さまによっては、錠剤が飲みづらい、粉のお薬が苦手など要望をお持ちの方もいらっしゃいます。まず患者さまの声をお聞きし、臨床薬学の知識にもとづいた、きめ細かな対応をしていくことは、専門知識をもった薬剤師であればこそ果たすことのできる役割です。
これからの薬剤師は豊富な薬学知識を持つだけではなく、医師や患者様とのコミュニケーション能力や、店舗運営のために管理能力など、幅広い総合的な能力の高さを求められています。わたしたちの調剤薬局では、豊富な専門知識と確かな調剤技術を備えた薬剤師を目指し、日々研鑽しております。また、薬剤師会主催の研修会への参加や学術の向上を目指した活動を続けてまいります。

かかりつけ薬局

 「かかりつけ薬局」という言葉をご存知ですか?風邪をひいた時や、ちょっと気になる病気、日常の健康相談などは、身近な「かかりつけのお医者さん」を受診される方も多いと思います。しかし、薬局についても、どの医療機関で処方箋をもらった場合でも、必ず自分の決めた薬局に持って行く人はまだ少ないのではないでしょうか。気軽に薬の使い方や疑問に答え、ご自身の健康におけるアドバイザーとなってもらえる「かかりつけ薬局」をもつことをおすすめします。では「かかりつけ薬局」をもっているとどんなメリットがあるのでしょうか?

  • (1)あなたの「薬歴(薬の服用の記録)」をつくります。
  • (2)薬の重複投与や相互作用による副作用を未然にふせぎます。
  • (3)処方された薬について、さまざまな情報を提供してもらえます。
  • (4)薬について心配なこと、わからないことをなんでも気軽に相談できます。
  • (5)必要に応じてお医者さんに相談して薬の変更などもしてもらえます。
  • (6)一般薬の副作用情報なども含め、健康に関する情報の提供が受けられます。
  • (7)家族みんなの薬についても相談できます。

今後むかえる高齢化社会に向けて、ますます「かかりつけ薬局」の充実が求められています。
私たちの薬局でも、
A.地域密着型の薬と健康の専門家、アドバイザーとして充実した機能を備えた市民に信頼される薬局、
B.薬や健康づくりについて積極的に情報発信し、サービスの向上に努め、いつでも気軽に利用できる身近で便利な薬局、
C.高齢者、障害者等の「人」や地球環境の保護などへのさまざまな配慮を備えたやさしい薬局を目標とし、地域に貢献する「かかりつけ薬局」を目指して努力してまいります。

ジェネリック医薬品

  最近では、『ジェネリック医薬品』という言葉に聞き慣れてきた頃ではないでしょうか?耳にすることは多くても、一体どういうものなの?という方もいるのではないでしょうか。新薬として発売されたお薬は、開発した製薬会社が特許により独占してそのお薬を販売することができます。これが『先発医薬品』です。                                                                              『先発医薬品』は特許が切れるまでこのお薬しかありませんから、独占的に市場を占めることができ、比較的に高価なものが多いです。『ジェネリック医薬品』はその特許が切れており、成分もすでに使われているため、国もその価格を『先発医薬品』の2〜8割に設定しており、価格が安くなっています。そして、さまざまな製薬メーカーから発売されます。安全性と有効性については、先発医薬品の成分が同じ量で体内に入りどれくらい同じデータになっているかという試験を経て発売されていて同等の効果が期待されます。さらに、ジェネリック医薬品の有効成分は同じですが、錠剤に使用される添加剤はメーカー各社で違うことが多いです。この添加物を加え製剤化した医薬品についても試験を行っています。ジェネリック医薬品に替えても、いつもの効果を感じられないので先発医薬品に戻すというお話も薬局ではたまに聞かれるようになってきました。さまざまな理由(プラセボ効果など)で効果を感じられないのは事実あるようです。このような報告も厚生労働省は科学的に検証しています。もし効果や副作用について不安があれば薬局でご相談ください。お薬を継続して服用する必要のある方が、経済的な面からジェネリック医薬品を選択することは大きなメリットです。自己負担金を抑えることができ、医療費の削減になります。現在、すべての処方せんが、ジェネリック医薬品を使用できるようになっているわけではありませんので、処方される医師や処方せんを渡す薬局でジェネリック医薬品を使用できるか相談してみてください。

お薬手帳

 薬局を訪れた際に、「お薬手帳はお持ちですか?」と聞かれた経験がある方は多いと思います。最近では、病院やクリニックに初めて受診する際も同様なことを聞かれたことがあるのではないでしょうか?「お薬手帳」は、医師、歯科医師、薬剤師がお薬の履歴を把握することで、薬の重複や飲み合わせを確認して、薬を安全で適正に処方または調剤するためのものです。複数の病院やクリニックから処方されたお薬や、ドラッグストアで購入したお薬などを同時に服用すると、飲み合わせが悪かったり、同じような効果のお薬を重ねて服用することで、思わぬ副作用が起きることがあります。さらに、お薬を服用した時の状況を手帳に記入していくことで、将来にわたるお薬の管理をすることもできます。具体的な例として、「Aというお薬を飲んだ時に湿疹がでた」、「Bというお薬は何時間くらい効果があった」「Cというお薬を飲んで今日は血圧がいくつだった」など、記入しておくことで、お薬の自己管理もできますし、医師の治療の際に役立つこともあります。薬局でもアレルギー歴や副作用の履歴を聞き取りして記入することもあります。また、災害時や外出先で急病やケガなどで、かかりつけ病院・クリニックや薬局に行けず、急遽受診するときに、誰でも薬の履歴が一目でわかるお薬手帳は治療に大変役にたちます。近年、お薬手帳をスマートフォンやタブレットで管理するようなシステムもできており、弊社薬局でも対応できるよう準備していきます。お薬手帳がご活用の方は引き続き使用ください。また、お持ちでない方も新たに作ってみてはどうですか?